【おすすめ耳かきASMR】第13回:これがシチュエーション耳かきASMRの極地!!
※本文章はあくまで個人の見解です
だいぶ寒くなって参りました。
今回も駄文にお付き合い下さい。
また急に気が変わったように記事を書き出したのは他でもなく、
自分が耳かきASMRにはまった要因でもある方の新作耳かきASMRが公開されたからです。
ちゃんと投稿者さんを追っかけていた訳ではないので正確なことは言えないのですが、
かなり久しぶりな動画公開だったんじゃないかなと思います。
よくぞ、よくぞ投稿してくれました……(恍惚)
それでは早速紹介していきたいと思います。
今回紹介するのは
houki mimikakiさんの
俺得】思い込みの激しい後輩ちゃんが、となりのお姉さんに耳かきする編【耳かきボイス】
です。
ニコニコ動画はこちらから
古くから伝わるシチュエーション耳かきASMRの正統後継
耳かきASMRが流行りだしたとき、6~7年前くらいでしょうか。
当時はどちらかと言えば、耳かきの音質そのものよりは、シチュエーション作品としての完成度の高さが求められていた印象があります。
耳かき音は有志によるフリーのものを使用し、それに声を当てていく作品であったり、
耳かき音はお世辞にも良いとは言えないものの、女の子のかわいい綺麗な声で耳かきされる作品が台頭していました。
それがブームの火付けだったため、しばらくはそういった作品が多く上がり、
次第に本当に耳かき音を極めし者達がその音質の改善にとりくみ始め、とある時期を境に急激な音質改善が起こる、いわば耳かきASMR界のブレイクスルーがやってきます。
それからの発展はめざましく、耳かき音も最高でかつ心地よい声で語りかけられる質(と業)の高い動画が次々に公開され始めます。
自分はおそらくその辺りからちゃんと動画を漁り始めることになるのですが、
そのときに出会って今だに聞く音声作品というのはなかなかありません。
人にも寄りますが、私は耳かき音以外はあまり興味がないので、例えば耳のマッサージだとか導入の会話だとかは、何ならなくても良い派です。
ただそれで完成している作品もあるため、なかなかお気に入り作品を探すのが難しかったのですが、そんな中ようやく見つけたのがこの動画です。
これはまさしく運命の出会いでした。狂ったように聞き回していたと思います。
この動画の素晴らしいところは幾つかありますが、特筆すべきは以下。
- 乾いた耳垢を掻く音
- 綿棒やコットンが湿った状態で耳垢をとる音
- 音声作品として違和感のない会話
乾いた耳垢を掻く音
1に関しては、当時を考えれば他に類を見ないクオリティでした。
このブログでは何度も言っていますが、耳かき音には幾つかのポイントがあり、
そのなかでも閉塞感(=奥行き)は分かりやすい上に再現が難しいものです。
よくマイクにスポンジを密着させて、綿棒や耳かきをスポンジにさす形で音を出す動画を見かけますが、これは個人的にはNGです。
なぜかというと、スポンジは確かに閉塞感が出ますが、耳とは全く異なる空間です。綿棒はスポンジを押し退けて音を出すのであまりに窮屈ですし、スポンジはたくさんの穴があり空気も含んでいるので、スポンジのこすれる音や閉塞されているのにすかすかな印象を受ける音になってしまうと思っています。
詰まり何が言いたいかというと、閉塞感を出す方法は数多あれど、それが耳の中を感じさせるものは限りなく少ないと言うことです。
ですがこの動画ではその閉塞感がとてもよく再現されています。
もちろん、最新の動画でもそれは健在です。むしろよりよくなっています。
綿棒やコットンが湿った状態で耳垢をとる音
この動画にはまったポイントは間違いなくこれです。
この音がたまらなく好きだったのを覚えています。
本来耳かきとは耳垢を取るべき行為で、そうなるとさほど強く耳を擦らなくても取れるものです。逆に力を入れて取るような垢は取らなくても良いとされています。
ただ、そんなこと言っても耳かきとは痛いラインと痛くないラインの瀬戸際をこれでもかと掻くのが気持ちいいのだ(気持ちいいのだ)
それはなかなか現実では体験しがたいですが、この音声作品では出来たのです。
湿った綿棒で明らかに耳の壁に押しつけるように擦る音が聞こえたとき、
私は小さく右の拳を握ったのです。
音声作品として違和感のない会話
これはちょっと面白い要素で、普段あまり考えないのですがこの方に関しては敢えて取り上げさせて貰います。
音声作品の会話には欠点があります。
それは視聴側の反応が作品内に盛り込めないことです。
つまり音声作品側の一方的な会話となってしまうわけです。
これを打開するために、よく取り得るのが「一つ一つ説明すること」です。
例えば
「このオムライスおいしい?」
「え、おいしくないですって?」
「ひどい!」
のように、相手が言った言葉を復唱するように説明するのです。
これは一見状況が把握出来て良いのですが、人によっては、というか私はちょっとシチュエーションに違和感があってあまり好きではありません。
普通の会話であれば
「このオムライスおいしい?」
「うーん、あまりおいしくないかな」
「え、ひどい!」
と、なりわざわざ復唱することはないはずなので、それが違和感に繋がってしまうんですね。
ただ、この方の作品に関してはそれが徹底して解消されています。
会話はポンポン展開していき、視聴側の言葉は完全に仮定で進んでいきます。
これがシチュエーション耳かきの正統後継と呼ぶ所以です。
新作はよりリアルに、より耳かき感を、より掃除感を
今回公開された新作に感じたのは、エンタメ性を排除したリアルさと心地よさの調和です。
前の記事でかいたと思いますが、耳かきASMRの難しいところは
リアルさ=心地よさ
ではないところです。
あまりにリアルに寄せると心地よい音ではなくなり、心地よい音に寄せすぎるともうそれは耳かき音ではなくなってしまいます。
その丁度良い融合点というのは人によってそれぞれではあるのですが、これが私にドはまっているのです。
そもそもだからこの記事で紹介しているので、じゃあどうはまっているのか教えてくれよという気持ちも分かりますが、それを文字に書き連ねるとどこか気持ち悪いことになるので、「とにかく丁度良い」とだけ書いておきたいと思います。
気になるなら今すぐ聞くのだ。
最後に、この新作で一番好きなところについて言及したいと思います。
36:40辺りから始まる、後輩ちゃんがお姉さんの気持ちの良いところを見つけて、
マウントを取りに行くところなんですけど、この音は間違いなく後数ミリ奥行けば痛いんだけど現時点で最高のところに当たっているので我慢するほかなく、細かい動きでその境目を何度も往復されて悶絶しているところなんですよこれってなんでもいいのでリアルの耳かきで経験したことがあれば100分かると思うんですけどこの状態本当に何も出来なくてでも確かに気持ちよくて(早口)
とまぁ、
耳かきASMRとリアル耳かきに越えられない壁を感じている諸兄にも自信を持って進めることが出来る動画となっております。
この動画で新たにこちら側の沼にはまる人が一人でも増えると嬉しい限りです。
きっと投稿者さんもそれを望んでいると思います。
さぁ、こちら側の世界に!!
【おすすめ耳かきASMR】第12回:音の実力派登場!確かに感じる心地よさとどこか納得するリアルさ
※本文章はあくまで個人の見解です
前置きなんざいらないんですよ、早速行きましょう。
Kafues ASMRさんの【ASMR】 奥まで響く耳かき Ear cleaning
のご紹介です!
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音だけで勝負。その意気や良し
この動画は俗に言うNo talking,No Speakingと呼ばれる人の話し声が入っていないASMR動画になります。
ロールプレイ要素があって、お話としての面白さやシチュエーションを楽しむ人にとっては声が聞き心地が良かったり、話の内容が面白い事が重要視されるのと同じで、こちらのタイプはとにかく落ち着いて聞きたい、そのまま眠るために聞きたい、といったニーズにピッタリな動画となっています。
今までのASMR動画紹介で、全く人の声が入っていない動画はなかなか紹介出来ていなかったかもしれません。
前述の通り全くタイプの違う動画になるので、どういったユーザに向けて作られた動画かという違いになってきて、どちらが良い悪い、人気があるないというのはそんなに簡単に語れませんが、実はASMRを純粋に楽しみたい、音だけでいいという人はあまり多くないんじゃないかと思っています。
なんなら私が寝落ちに使う際にも、No talking,No speakingにこだわったりはしません。さほど声は気にならないからです。
そういった意味では、目的外の音を全て省いたこの類いの作品は「とにかく自分たちの作る音を聞いてくれ!」という意気込みを感じますね。
それでは、その音はどうなのかといいますと、結論から言うとピカイチです。
徹底した荒い音
「荒い」という表現は語弊を招きそうなので先に言っておくと、悪いという意味ではありません。丁寧な耳かきの音ではなく、割と力強く掻き出す荒さを指します。
この耳かき音はそれほどリアルではありません。
リアルに寄せていないと言うのが正しいかもしれないです。
実際の耳かきでは耳を傷付けてはいけないので、耳に綿棒や耳かき棒を力強く押しつけることは避けるべきです。そのため、ごりごりとひっかくような音を聞く機会はそれほど多くありません。せいぜい大物をとるために、丁寧に何度も同じところを掻く場合に限り――という印象です。
この動画ではそんな強めの音が大半を占めているので、そういった意味ではリアルさは求めていないのでしょう。
前回の記事で音の心地よさは音のリアルさに繋がると書きましたが、音の心地よさはリアルさだけで決まる訳ではありません。
つまり100という答えになるのに50+50や10×10、1200/12などいろいろな形があるのと同様に、心地よさも様々な要因が起因するのです。
荒い音を聞く場面として、大物を取る時に聞く音だと言いました。大物なので多少大味な耳かきストロークが必要になったり、耳の奥に逃がさないように繊細に動かしたりするなかで、耳にくっついた大物を取る際は多少力強く剥がす場面があるでしょう。そういうときに聞きそうですよね。
それこそさっき言ったように何度もひっかくことは耳的に御法度なので、最小回数かつピンポイントでひっかき剥がすはずなので、このゴソゴソ音はそれほど長く聞けません。
でもこの音、要は大物が攻略される瞬間の音な訳で、その音って間違いなく心地よいですよね。心地よい音ですがそう頻繁に聞くことが出来ない音です。
松茸や三大珍味みたいなものです(?)
では実際の耳かきで頻繁に聞くことが出来ないのであれば、ASMR動画の出番だと言うことです。
きっとこの動画を見た際には、その禁忌に震え、その心地よさにまた震えることになるでしょう。耳奥という繊細で敏感、本来何度も耳かきをすることが出来ない場所を何度も力強く擦られる音というのは耳かきASMRの特権です。
この動画はその特権を持ちし動画なのです。
荒さの中に粗はない
No talking系の動画を聞いていて、いつも思うのが粗についてです。
荒さとか粗とかゴチャゴチャしてきますが、今話す粗はさっきと違って良くない方の話です。
粗というのは分かりやすくたとえればマイクのハウリングのような不必要な音になります。環境音は時に心地よさを引き延ばしてくれますが、粗はただただ不快になることが多いです。
人によって何を粗と感じるかはそれぞれですが、例えばマイクを支える支柱に何かが当たってしまった音や、マイク付近で不意にならしてしまうノイズなどがそれに当たります。
(ちなみに私はASMR動画でよく見る、音の鳴るものを取り敢えず鳴らすのが苦手で、綿棒を出す前に入れ物を振る、ビニルのラッピングを取る音や取った後それを握る音なんかも苦手です)
細かい話をするようで恐縮ですが、何度も聞きたくなるようなASMRというのは極力良い音でかつ極力不快な音がないことが大前提になります。つまりどんなにいい音であっても合間合間に不快な音が入っていると我慢したり、飛ばさなければいけなくなるのでリピートする気持ちは薄れてしまいます。
その点でもこの動画はとても緻密で、No talkingの性質上他の音が鳴ってしまうと一瞬で気が付くのですが全編通してほとんど気になるところがありません。終始心地の良い音だけで構成されています。ノイズというノイズがキャンセルされています。
これはとても大事なことで、聞いている本人は割と気付かないもので、いい音のはずなのに何故かしっくりこない……と感じてしまいがちです。
文字にしてみるとあぁそれだけのことか、と言う話ですが、こうして心地よく聞こえる要因を体系的に理解することは最高の音への出会いには欠かせないと思っています。
そして同時に、そういったことに気を配った動画を作れる人もまた、とても希少だと感じています。
最後に
細かな要因が折り重なった結果の至極の作品、この方の動画はどれも素晴らしいので紹介している動画に限らず、他の作品を見てみることを強くおすすめします。
また、ここ最近活動を始めたと言うことで動画の更新頻度や、精力的活動という点でも今がアツイと思っています。
引き続き私も応援してきますので、皆さんも是非。
【おすすめ耳かきASMR】第11回:ブログを再開したいと思わせてくれた今イチオシの耳かきASMR
※本文章はあくまで個人の見解です
再開しようと思った理由は幾つかあるんですが、大きな理由の一つに「紹介したい動画が増えてきた」事が挙げられます。
再開後初の紹介記事はどの動画を紹介しようかな、と首をかしげてうんうん悩んだのですが、結論別に一日1記事という制約がある訳でもないので、まとめて紹介したいものは紹介してしまうことにしました。(記事だけまとめて書いて公開はずらすかもしれません)
というわけでまた私をこのブログに引きずり戻してくれた素晴らしい動画の数々を早速紹介していきたいと思います。
高倉むきさんの「リアル耳かき】彼女が優しく甘あま看病/Care you voice , ear cleaning【ASMR】」
とりあえず1発目はこの動画を紹介しようと決めていました。高倉むきさんは一度紹介していた記憶があったので、ちょっと自分のブログを見返してみたところ、第1回目に紹介していました。
始まりの節目に縁があるのか、今回もよろしくお願いします笑
前回紹介した際の記事も一応置いておきます。
ear-sonosaki-asmr.hatenablog.com
クオリティの圧倒的向上
今回紹介するに当たって、動画というよりは投稿者の高倉むきさんに焦点を当てていきたいと思っています。というのも、この動画に限った話ではなく、ここ最近の投稿されている動画全てにおいて言えるお話であり、音作りなどに賛辞を送るものとしたいからです。
上記の動画と合わせてこちらもおすすめですので是非聞いてみて下さい。
甘えん坊な後輩彼女とバレンタイン【耳かきボイス】/【ASMR】 Ear cleaning in your room - YouTube
【至高の奥行耳かき】眠れない時に聞く耳かき【耳かきボイス】/【Japanese ASMR】Ear Cleaning Sleeping together - YouTube
早速ですが、今回この記事を書く最大の理由は掲題の通りです。
第1回にも紹介しているので、もともと好きな音だった事は間違いないのですが、飛躍的なリアルさ、クオリティの向上を感じました。
詳しく説明してきます。
音のこもりは閉塞感
普通、音質は鮮明であればあるほど高音質と言われるかと思います。
音楽であれば、高音と低音がはっきり聞こえ、俗に言う「ジャギり」やチープ感がない方がいいですよね。
でも耳かきASMRではそうとも限らず、むしろ場合によっては音がこもっている、解像度の低い音の方が良い場合もあります。
それは音の心地よさ≒音のリアルさと言えるからだと思います。
音のリアルさと言うと、その音が実際に聞こえる状況にどれだけ近いか、と言う風に言い換えることが出来ると思います。
つまり音楽でいえば、ライブ音源は歓声が入っていたり、音響の感じが伝わってきたり、ボーカルの声が刻々と振動していたり、そういったことがリアルさになります。
耳かきASMRでいうリアルさは、もちろん実際に耳かきをされている状況に近ければ近いほど高まるということになります。
実際に耳かきをされている状況を詳しく説明しようと思えば、例えば日時や季節、周りの環境などきりがないのでここでは耳かきをされている人間に限って考えてみます。
耳かきをされている人は言うまでもなく、耳に耳かき棒や綿棒を入れられていることになります。耳の穴は狭いので、そのとき聞こえる音は耳を塞がれているような閉塞感を伴います。つまり程度の大小はあれど音はこもって聞こえるはずなんです。
このこもりを再現するのは非常に難しく、バイノーラルマイクやその他ASMRでよく使われるマイクでもそこまでは再現されていません。そのためどうにかして閉塞感を再現しないといけないのですが、よく見受けられるのがスポンジなどに耳かき棒を突き刺し、それをマイクに隣接させることによって深さを再現するものです。
確かにこれは狭さを演出するのに一役買いますが、耳感は残念ながら下がってしまう印象を受けます。理由は簡単で耳より狭く材質も全然違うためです。耳の穴よりスポンジの方が密度が高く、また棒がこすれたときの音も耳とはかなり違います。そのためリアルさは失い、別の音として楽しむ必要があります。
その点、この動画はその閉塞感が非常に絶妙で、スポンジほど柔らかくないのですが確かに閉塞していることを感じる音になっています。とても驚きました。
細かい話をすると、例えば梵天を耳の中で回したとき、綿毛は表面積が大きいので耳の中で触れる面積が大きくなります。するとより閉塞感が生まれ、押し回されることでゴソゴソと音が鳴ります。この音がほぼ現実と遜色なく聞こえてきます。
これがクオリティをグッと引き上げています。
音の大きさは奥行き
音のこもりは閉塞感を演出します。
閉塞感を感じることで本当に耳に何かが入っていることを感じることが出来ます。
次に大事になってくるのが奥行きです。
耳のどの辺りに今あるのか、それを感じることが出来ればそれはもう耳です(?)
奥行きは音の大きさで感じることが出来ます。ただココで大事なのが、音の大きさで奥行きを感じることが出来るのは閉塞感があるときだけということです。
閉塞感がないままに音が大きいと、それはただの大きい音です。近くで鳴っている音かもしれないし、遠くで大きなものが落ちた音かもしれません。振幅が大きいだけの音です。
閉塞感を伴って初めて、音の奥行きを感じることが出来ます。ここで耳の近い遠いは、
近い=鼓膜付近
遠い=耳の入り口
です。耳から外の音はそれこそ閉塞していないので今の話とは関係ありません。
つまりこの動画は閉塞感が十分であるため、音の大きさによって奥行きを感じることができる最高にイかした動画だということです。
耳に息を吹きかけるということ
これは未だに研究の余地があるというか、確信は持っていないのですが、いわゆる「耳フー」と言われる耳に息を吹きかける行為のリアルさというのは耳かき以上に難しいと思います。これは音だけではなく風圧や空気の当たる感じを演出しないといけない点と、仮にそれを演出出来ても必ずしも心地よさに直結しないという点に起因します。
マイクと鼓膜は違うので、マイクに息を吹きかけた際に鼓膜とは違った音の鳴り方をします。よく声優さん達がいう「マイク吹いちゃった」というやつですね。
これを吹かないようにしつつ、息が当たる感じを出さないといけない。
こうして文字にするだけで難しそうなので、実際にやるのは本当に難しいんだと思います。
ただそこも安心の高倉むきクオリティ。とても心地よい音に仕上がっています。ASMRの真骨頂であるぞくぞくする音になっていますし、ぞくぞくする音だからこそ良い意味で鳥肌が立つような音になります。これを動画では執拗に繰り返されるので、「おらもういっちょ!!」と変なテンションになります。ハイです。
別にリアルであれば良い訳ではない
全てが全てリアルであれば良いという簡単な話でもないのが耳かきASMRの難しいところでもあります。
耳かきASMRでは一番重要でメーンである耳かき音。さきほどの閉塞感や音の大きさはいわゆるお膳立てであって、結局ゴソゴソごりごり、そういった耳かき音が重要になってきます。この音は少なからず前述のリアルさと心地よさの関係にもあるように、リアルである事が気持ちの良い音にも繋がります。
ただ、実際に耳かきをされたときのリアルな音というのはそこまで聞いていて気持ちが良い訳ではないと思います。例えば無限ぷちぷちや無限枝豆は永遠に気持ちよい感覚を味わえますが、結局のところ本物には勝てないと感じることってないでしょうか?
それはリアルの枝豆は、全部が全部気持ちよく出る訳ではないものの、ぴゅっと出たりにゅるっと出たり多少の変化やドキドキ感等が影響して結果的に気持ち良いと感じるからなんじゃないかと思うんです。
つまりそこは耳かきASMRでの適度な脚色が必要になってきます。
この動画では耳を掻く音が多く収録されていて、それ自体はそこまでリアルに寄せずに気持ちの良い音に寄せていることで音の完成度を上げていると感じます。リアルさは前述の通り十分に演出されているので、肝心なところは心地よさを優先している点、脱帽です。
最後に
いかがだったでしょうか。ちょっと小難しい話が多くなってしまって、そこは反省ですが普段どういうことを考えて音を聞いているのか、自分でも文字に起こすことで再確認することが出来たように思います。
これからも私は高倉むきさんの動画を見続け、よりその深みにはまっていきたいと思います。皆さんも是非。
ひっそりと
どうもこんにちは。
自分の備忘という位置づけで始めたこのブログですが、やっぱり文字にすると億劫だったり、上手く伝えられなかったりで、なかなか続かないものですね。
ただしっかりと耳かきASMRは聞き続けていましたし、たくさんいい動画を見つけてはいました。流行始めたかと思えばそれほど爆発的には広まらず、なかなか煮え切らないASMR界隈ですが、やっぱり耳かきASMRは自分にはなくてはならないものだなぁと日々思っています。
というわけで、ひっそりと再開しようと思います。
記事の構成なども考え直して、文面ももう少し分かりやすくして……
またすぐに辞めないように頑張ります。
よろしくおねがいします。
【おすすめ耳かきASMR】第十回:ちょっとこれは聞いてみて下さいとしか言い様がない……!
お久しぶりですね(定期)
最近は実際に耳かきしてもらえる機会も増えてきて、至福の極みなのですが
いざやってもらうと自分の好きな耳かきASMR動画のような音はそんなにしないなと感じました。
もちろん耳かきが好きで耳かきASMRに入った訳ですが、今では知らないうちに両者を切り分けて考えていたんですね。
それでも一番好きなのは耳かきであっても、耳かきASMRであっても、一番奥のクリティカルな部分に当たっている時の音なんですけどね。
それでは今回も張り切って紹介していきたいと思います。
今回紹介するのはおそらく中国の方?
動画タイトルも完全に中国語オンリーっぽいので、とりあえず動画URLとチャンネルURLだけ以下に記載しておきますね。
……それでは早速紹介しようと思うのですが、
すみません、僕からは「とにかく見て聞いてみて下さい」
としか言えないんです。
何というか、映画やアニメを宣伝する際に
「絶対に前情報無しで見て下さい」
とか
「記憶を消してもう一度みたい」
と表現されることがあると思うのですが、今回はそれに近いです。
と言っても、もちろん耳かきASMR動画なので、上記のようにカタルシスがあるとかそういう話ではないんですが、取り敢えず見て欲しいというのが率直の感想です。
私は、何気なくこの動画を見て、驚くと同時に笑ってしまいました。
意図せずマルチタスクをしてしまうのは現代人の悪い癖ですが、そのときも確かゲームか何かしながらこの動画を視聴していたと思うのですが、聞き慣れない音が聞こえてきて思わずゲームを中断して動画に目を向けてしまいました。
特別なことは何もしていないんですが、妙な音が聞こえてくる。
一見すると画面では一般的な耳かきASMRの光景が繰り広げられているのですが、耳にはえもいわれない音が届いている。
そのギャップに一瞬戸惑うんですが、やがて気付くんですね。
あぁ、そういうことかと。
その後はしばらく笑っていました。
あの音をどうとるかは様々だと思います。
病みつきになる人もいそうですし、逆にあまり好きじゃない人もいるかもしれませんね。
私は……まだ未開拓かもしれないです……
とにもかくにも、一度聞いて見て欲しいですね。
DTM界の人にも聞いて見て頂いて、ぜひサンプリングしてクラブとかで流してみて貰いたいです。きっとすごいグルーヴが生まれますよ……
【おすすめ耳かきASMR】第九回:自信を持ってお届け出来る実力と個性の耳かき
耳かきとの出会いは一期一会。
耳かきを好きな人との出会いも一期一会。
耳かき好きでも耳かき音やASMRまで嗜んでいる人はなかなかいない印象。
そんな人との出会いや友情は是非大切にしてください。
そしてその輪に入れて下さい(切実)
というわけで、今回も耳かきASMR紹介していきたいと思います。
つい最近公開された動画なので、まだ観ていない人はこれを機に!!
というわけで今回紹介するのは
ZZZ ASMRさんのASMR 耳かき音👂マイクにテーピングを貼って棒綿棒(裏)でさわる🎧(No talking)
です!!
ZZZさんのチャンネルはこちらから!
それでは特徴の方を。
音の探求を止めない。たどり着いた妙技ならぬ妙音
ZZZ ASMRさんはマイクを耳かき棒、綿棒でかくという従来のやり方に縛られず、
いろいろなアプローチで音を録音しています。
実際に耳かきする際には、何らかの道具を耳に入れることで耳かきする訳ですが、
その「音」を収録する場合は別に耳かき棒じゃないものを使おうが、耳ではないものをひっかこうが、いい音が出れば良い訳です。
アニメや映画の音響で、意外なものが使われていたりするように、耳かきASMR界でも特殊なものを使った音がすごく良い、なんてこともあるかもしれません。
ただ振れ幅は大きくなることは否めないですね。良いのもあれば悪いのもあるということです。
今回の動画では、タイトルにもあるとおりマイクにテーピングを張り、それを綿棒で触るというコンセプトになっています。よく音に奥行きをだすために、筒をかぶせたりしますけど、今回は膜のようにマイクを覆っています。
最初はどうだろうか……とも思ったんですが、聞いて見ると意外や意外。
耳かきを面で感じることが出来て、その音はなかなか特徴のある良い音でした。
何度かこの記事でも書いてきましたが、もはや耳かきASMRはメジャーな部類に入り、動画もたくさんあるため、普遍的な音ではなく何か尖りが欲しい訳です。
この面を感じる音は、その尖りに十分なり得ると感じました。
耳かきらしからぬ連戟もまた良し
この動画を聞いていて、一番感動し記事にしようと思った要素の中に、その音の出し方が上げられます。単刀直入に言うと、耳かきASMRでは珍しい音の出し方を行っていました。
それが、高速で片耳を擦り続けるというものです。
よくあるわ!!と思っているそこのあなた。甘いですよ。
高速でかつ一定音で片耳を擦り続けるという手法は、ありそうでなかなかありません。
私はこの類いの音がとても好きなので、非常に心地よかったです。
若干シャンプーを想起させる音の感じでしたね。それもまた良いです。
余談ですがシャンプーASMRも好物です
この調子でさらなる高品質な耳かきASMRの世界を開拓して欲しいと切に願います…
では今回はこの辺で。
それではまた!!
【おすすめ耳かきASMR】第八回:耳にゲイボルグが入ると気持ちがよいのです
暑苦しい毎日に嫌気がさしてしまう今日この頃。
毎年毎年、こんな暑いのに去年はどうやって乗り切ったんだ……と疑念を持ってしまいますが、まったく思い出せないあたり、人間は機能的なんだか欠陥品なんだかといった感じですね。
さてさて、
すさまじく更新を滞らせていたことには一切触れずにさっそく耳かきASMRのほう紹介していきたいと思います(ちょこちょこ見に来てくれている人がいるようでいてもたってもいられなくなった様子)。
今回紹介するのは、
耳かき工房さんの耳かきボイス クールな後輩幼馴染の耳かき
です!!
さっそく紹介していきましょう。
キャラ物と侮るなかれ、とがった耳かき音に震えろ
まさに自分への戒めに他なりません。
いろいろ動画を見てきたからわかることなのですが、耳かきASMRと耳かきボイスとは似て非なるものです。前者は会話が一切なく、音のみである場合があるのに対し、耳かきボイスとは耳かき音と演者さんのボイスがあって初めて成立する動画になります。
つまり耳かき音への比重が変わってきます。
耳かきボイスに関しては、耳かき音を外部から用意し、それに声を充てることで動画を製作することも少なくありません。
今まで紹介してきたものは基本的には耳かきASMRにあたるのですが、
今回紹介する動画は耳かきボイスに属するものだと思います。
現に、動画は下記のような構成で製作されています。
【制作ご協力】
声: りりむ。様
https://twitter.com/lilim404
イラスト: CHIKA様
https://pixiv.me/chika-tyu
耳かき音ご協力: kyoho ASMR様
https://www.youtube.com/c/kyohoASMR
企画・シナリオ・編集: にゃん太郎
https://twitter.com/mimikakikb
これだけみても、いろいろな人の協力あっての作品であることがわかりますね。
少し話が脱線してしまいましたが、要は何を言いたいかというと、
耳かき音を求めて彷徨っている亡者は、耳かきボイスを聞いた際にこう思うことがあるのです。
「あれ、この音聞いたことあるぞ」
それもそのはず、例えば専属で耳かき音を作る役割の人がいて、その人から毎回用意してもらっているのであれば話は別ですが、たいていは有名な耳かき音製作者や提供者の音声を使用して製作することでしょう。
そうなると、手軽に耳かきボイス動画を作ろうと思ったら、音質も良い大手の音声を使用するでしょう。知名度もあって安全が保障されているものと、知名度もなく安全かどうかもわからないもの、どちらを使うかと言われれば自明の理ですね。
なので、この動画に関しても聞いたことがある音、もしくは似通った音なのだろうと思っていました。しかし、ふたを開けてみるとっ……
私の記憶にはない音が流れてきたのでした。
音質はハードで、耳かき棒を割と荒めに入れているような音。リアリティという点ではすこしリアルさがないですが、その分現実にはないかもしれないけど、聞く分には気持ちのいい音、が収音されていると思います。
個人的には耳かき棒を動かすタイミングや速度感が好きです。
ゴリゴリした音で一貫しており、耳垢がたくさんありそうな耳をせっせと掃除している音です。ちょくちょく引っかかるような音が聞こえるのもGOOD!
耳かき棒の名は耳ボルグ
本編のロールプレイ内では金属製の耳かき棒に梵天がついているというイレギュラーな
耳かき棒を使っているようです。これが秘密兵器で、ゲイボルグと耳かき棒から耳ボルグという名前になったのだとか。
最初は何を言っているんだろう(失礼)と思ったのですが、ハードめな音が確かに金属製耳かき棒を感じさせるし、耳ボルグで耳垢取れてますよー、むふーと自慢げに言われれば落ちない男はいません(当社比)
梵天の音もいい感じだし、耳かき音に対してボイスの音が多くも少なくもないのもストレスフリーで視聴できる要因の一つです。
耳かきボイスの中ではさいきんかなりリピート視聴している動画になっていますので、皆さんもぜひこの機会に!
というわけで今回の総評、
耳かき工房さんの耳かきボイス クールな後輩幼馴染の耳かきは
かの耳穴を貫き魅せよ、耳ボルグッッ!!
です!!
(おそらく耳かき工房さんもここまで耳ボルグ使われるとは思わなんだ)