【おすすめ耳かきASMR】第13回:これがシチュエーション耳かきASMRの極地!!
※本文章はあくまで個人の見解です
だいぶ寒くなって参りました。
今回も駄文にお付き合い下さい。
また急に気が変わったように記事を書き出したのは他でもなく、
自分が耳かきASMRにはまった要因でもある方の新作耳かきASMRが公開されたからです。
ちゃんと投稿者さんを追っかけていた訳ではないので正確なことは言えないのですが、
かなり久しぶりな動画公開だったんじゃないかなと思います。
よくぞ、よくぞ投稿してくれました……(恍惚)
それでは早速紹介していきたいと思います。
今回紹介するのは
houki mimikakiさんの
俺得】思い込みの激しい後輩ちゃんが、となりのお姉さんに耳かきする編【耳かきボイス】
です。
ニコニコ動画はこちらから
古くから伝わるシチュエーション耳かきASMRの正統後継
耳かきASMRが流行りだしたとき、6~7年前くらいでしょうか。
当時はどちらかと言えば、耳かきの音質そのものよりは、シチュエーション作品としての完成度の高さが求められていた印象があります。
耳かき音は有志によるフリーのものを使用し、それに声を当てていく作品であったり、
耳かき音はお世辞にも良いとは言えないものの、女の子のかわいい綺麗な声で耳かきされる作品が台頭していました。
それがブームの火付けだったため、しばらくはそういった作品が多く上がり、
次第に本当に耳かき音を極めし者達がその音質の改善にとりくみ始め、とある時期を境に急激な音質改善が起こる、いわば耳かきASMR界のブレイクスルーがやってきます。
それからの発展はめざましく、耳かき音も最高でかつ心地よい声で語りかけられる質(と業)の高い動画が次々に公開され始めます。
自分はおそらくその辺りからちゃんと動画を漁り始めることになるのですが、
そのときに出会って今だに聞く音声作品というのはなかなかありません。
人にも寄りますが、私は耳かき音以外はあまり興味がないので、例えば耳のマッサージだとか導入の会話だとかは、何ならなくても良い派です。
ただそれで完成している作品もあるため、なかなかお気に入り作品を探すのが難しかったのですが、そんな中ようやく見つけたのがこの動画です。
これはまさしく運命の出会いでした。狂ったように聞き回していたと思います。
この動画の素晴らしいところは幾つかありますが、特筆すべきは以下。
- 乾いた耳垢を掻く音
- 綿棒やコットンが湿った状態で耳垢をとる音
- 音声作品として違和感のない会話
乾いた耳垢を掻く音
1に関しては、当時を考えれば他に類を見ないクオリティでした。
このブログでは何度も言っていますが、耳かき音には幾つかのポイントがあり、
そのなかでも閉塞感(=奥行き)は分かりやすい上に再現が難しいものです。
よくマイクにスポンジを密着させて、綿棒や耳かきをスポンジにさす形で音を出す動画を見かけますが、これは個人的にはNGです。
なぜかというと、スポンジは確かに閉塞感が出ますが、耳とは全く異なる空間です。綿棒はスポンジを押し退けて音を出すのであまりに窮屈ですし、スポンジはたくさんの穴があり空気も含んでいるので、スポンジのこすれる音や閉塞されているのにすかすかな印象を受ける音になってしまうと思っています。
詰まり何が言いたいかというと、閉塞感を出す方法は数多あれど、それが耳の中を感じさせるものは限りなく少ないと言うことです。
ですがこの動画ではその閉塞感がとてもよく再現されています。
もちろん、最新の動画でもそれは健在です。むしろよりよくなっています。
綿棒やコットンが湿った状態で耳垢をとる音
この動画にはまったポイントは間違いなくこれです。
この音がたまらなく好きだったのを覚えています。
本来耳かきとは耳垢を取るべき行為で、そうなるとさほど強く耳を擦らなくても取れるものです。逆に力を入れて取るような垢は取らなくても良いとされています。
ただ、そんなこと言っても耳かきとは痛いラインと痛くないラインの瀬戸際をこれでもかと掻くのが気持ちいいのだ(気持ちいいのだ)
それはなかなか現実では体験しがたいですが、この音声作品では出来たのです。
湿った綿棒で明らかに耳の壁に押しつけるように擦る音が聞こえたとき、
私は小さく右の拳を握ったのです。
音声作品として違和感のない会話
これはちょっと面白い要素で、普段あまり考えないのですがこの方に関しては敢えて取り上げさせて貰います。
音声作品の会話には欠点があります。
それは視聴側の反応が作品内に盛り込めないことです。
つまり音声作品側の一方的な会話となってしまうわけです。
これを打開するために、よく取り得るのが「一つ一つ説明すること」です。
例えば
「このオムライスおいしい?」
「え、おいしくないですって?」
「ひどい!」
のように、相手が言った言葉を復唱するように説明するのです。
これは一見状況が把握出来て良いのですが、人によっては、というか私はちょっとシチュエーションに違和感があってあまり好きではありません。
普通の会話であれば
「このオムライスおいしい?」
「うーん、あまりおいしくないかな」
「え、ひどい!」
と、なりわざわざ復唱することはないはずなので、それが違和感に繋がってしまうんですね。
ただ、この方の作品に関してはそれが徹底して解消されています。
会話はポンポン展開していき、視聴側の言葉は完全に仮定で進んでいきます。
これがシチュエーション耳かきの正統後継と呼ぶ所以です。
新作はよりリアルに、より耳かき感を、より掃除感を
今回公開された新作に感じたのは、エンタメ性を排除したリアルさと心地よさの調和です。
前の記事でかいたと思いますが、耳かきASMRの難しいところは
リアルさ=心地よさ
ではないところです。
あまりにリアルに寄せると心地よい音ではなくなり、心地よい音に寄せすぎるともうそれは耳かき音ではなくなってしまいます。
その丁度良い融合点というのは人によってそれぞれではあるのですが、これが私にドはまっているのです。
そもそもだからこの記事で紹介しているので、じゃあどうはまっているのか教えてくれよという気持ちも分かりますが、それを文字に書き連ねるとどこか気持ち悪いことになるので、「とにかく丁度良い」とだけ書いておきたいと思います。
気になるなら今すぐ聞くのだ。
最後に、この新作で一番好きなところについて言及したいと思います。
36:40辺りから始まる、後輩ちゃんがお姉さんの気持ちの良いところを見つけて、
マウントを取りに行くところなんですけど、この音は間違いなく後数ミリ奥行けば痛いんだけど現時点で最高のところに当たっているので我慢するほかなく、細かい動きでその境目を何度も往復されて悶絶しているところなんですよこれってなんでもいいのでリアルの耳かきで経験したことがあれば100分かると思うんですけどこの状態本当に何も出来なくてでも確かに気持ちよくて(早口)
とまぁ、
耳かきASMRとリアル耳かきに越えられない壁を感じている諸兄にも自信を持って進めることが出来る動画となっております。
この動画で新たにこちら側の沼にはまる人が一人でも増えると嬉しい限りです。
きっと投稿者さんもそれを望んでいると思います。
さぁ、こちら側の世界に!!