耳かきASMRとは宇宙に散らばる無数の星である
さて、では今回は実際に「ASMR」そして「耳かきASMR」ってなに?
というところからお話ししていこうと思います。
まずASMRって何かと。
調べてみるとこんな風に説明されています。
以下wikipediaから引用。
Autonomous Sensory Meridian Response (ASMR) は、人が聴覚や視覚への刺激によって感じる、心地良い、頭がゾワゾワするといった反応・感覚(正式な・あるいは一般的な日本語訳は今のところ存在しない)。
簡単に言うと、心地よさや安堵感、幸福感や多幸感、快楽といった感情や感覚のことを指すようです。
つまり、ASMRとはそういった感情の総称を指す言葉なんですね。
ただ、動画のタイトルなどで使われるASMRと言う言葉は、大きな意味で視覚や聴覚で楽しむという"ジャンル"を指すような使われ方をしています。
例えば、
【ASMR】チキンの咀嚼音
【ASMR】シャンプーの音
のように「この動画は音などで心地よさを感じてもらえる、そういう動画ですよ」
という目印であり、その動画のジャンルを示している訳です。
それでは、耳かきASMRとはどういうことかというと
もはや読んで字の如く、まるで耳かきをされているかのような音で心地よさを感じる事が出来る動画ということですね。
私はこの耳かきASMRというものに、それはもうどっぷりと浸かってしまったわけです。正直なところ、他のASMRにはそれほど興味ないです。咀嚼音やブラシの音、スライムの音などその種類はそれこそ星の数ほどあります。
それもそのはず、ASMRのジャンルは=人の数であって然るべきなのです。
どういうことかというと、その人が「あ、気持ちのいい音だな」と思ったらそれはもう立派なASMRなのです。だからASMR動画を製作する人の数だけASMRには種類があって、それを聞く人の数だけ、またASMRがあるというわけです。
ただ、逆に言えば聞いた人が特に気持ちよい音だと感じなければ、それはその人にとってASMRでは無いわけですから、奥が深くその分いろんな動画や音声が公開されるんですね。
つまり私は、耳かきの音がASMRであり、それ以外の音はさしてASMRでもないってことですね。
さて、ここからが本題です。
一口に耳かきASMRと言ってもその種類は様々
耳かきが本当に好きか、耳かき音に並々ならぬ愛情がない限り、耳かき音と言われて考えるのは大体一つか二つだと思います。
- 耳かき棒で耳かきされているかのようなカキカキする音
- 綿棒で耳掃除されているかのようなゴソゴソという音
かくいう私も最初の内は上の二つくらいにしか考えていませんでした。どちらかと言えば綿棒に似た音の方が好きだなぁ、くらいの考えです。
ただ、そんな調子で耳かきASMRを聞き漁っているとある事に気が付きます。
あれ、自分の好きな綿棒に似た音なのにあんまり気持ちよくない……
これがASMRの面白いところで有り怖いところでもあります。
結局のところ、ASMRとはその人個人がなんらかの音や映像がピッタリはまり、気持ちよいと感じることです。
つまり、どんなに同じ音や映像でも、とても小さな何かの違いで途端に何も感じなくなってしまったりするのです。これは不思議な感覚です。
殆ど同じ音で、もはや聞いている自分ですら違いに気づけないのに、でも一方はとても心地よくてもう一方は何とも思わない。
こうなると、自分は一体どんな音ならASMRを感じることが出来るのか、誰にも分からなくなってしまいます。
……と言うのは言い過ぎですが、でも本当によく分からなくなり、自分も一旦そうなってからは特に深く考えず、良いなと思えばその動画をお気に入りにし、なんと思わなければ静かにブラウザバックするといった日々の繰り返しが始まります。
ただ、そうしてかなりの数の動画を見ることでようやく、耳かきASMRは本当は細分化すればかなりの種類や分野に分かれることがわかり、その中で自分はどれが好きなのかをある程度明確に知ることが出来るようになってきたのです。
例えば、耳かき棒の音でも
耳の浅めを掃除する音、深め、乾いた耳垢を掃除する音、湿った耳垢、躊躇なくグイグイ掃除する音、傷付けないようにそっとする音、ゆっくり大きな耳垢を取ろうとする音、早い動きで細かな汚れを取り出す音、etc……
というように、分ければ分けるほど自分の好みが分かってくるんですね。
はい、ここまで話せばこのブログの立ち位置と存在理由がくっきりしてきます。
このブログでは、私が広大な耳かきASMRという宇宙を彷徨い、その各所で発見した星々を出来るだけ詳細に紹介し、同じ耳かきASMRを求める人々に向けて、ぜひ自分の好みを理解して貰い、最高のASMRに出会ってもらう手助けをしたいと思っています。
それは同時に、私の最高のASMRを探すきっかけにもなりますし、自分の好みを書き起こしていくことでより明確化出来るという寸法です。
そしてゆくゆくは積み重なったこのブログを見た耳かきASMR制作者の手によって、最高のオーダーメイドが誕生する……そんな野望さえ夢見てしまいますね。
次回からは、ついに耳かきASMRを紹介していきたいと思います。
特に発信もしないまま凄まじい数の星々を見てきたので、何から紹介して良いか分からないですが、その辺を整理して少しずつ紹介していけたらなぁと思います。
それでは、今回はこの辺で。